制作風景

レザークラフトって知ってますか?
レザークラフトとは、オリジナルの革雑貨を自分で作ることができるという、とても楽しい嗜みです。

しかし、実際にやるとなるといくつか避けられない問題があります。その一つによく挙がるのが「騒音問題」。特に目打ちという工程では、木槌を振り下ろしてガンガン音を鳴らすことになるので、どうしても近所迷惑になってしまいます。マンションやアパート住まいではなかなかできません。
私もこの問題には長い間悩まされていましたが、長い試行錯誤の末に解決策を見出しました。

今回は、そんな賃貸住まいでも安心してレザークラフトができる方法を紹介したいと思います。

 

音が出ない目打ち機を使う

その解決策がこれ。お手製の静音目打ち機です。

 

レバーを降ろすことで万力のような力が加わり、音を出さずに目打ちすることができます。まさに騒音問題の最適解。
実は目打ちを垂直に行うことは難しかったりするのですが、この目打ち機を使えば自動的に垂直に行なうことができてしまいます。一石二鳥ですね。

 

静音目打ち機の作り方

この静音目打ち機は、画像のように3つのパーツを組み合わせて仕立てています。それぞれ説明しましょう。

 

・ドリルスタンド

これは市販されているもの。ドリルスタンドという名の通り、本来はハンディ型の電動ドリルを装着して垂直に穴を開けるための補助具です。

実は、このドリルスタンドを本来の用途で使う人はあまりいません。ですので、ホームセンターで探そうにも中々出会えないでしょう。私は何軒も探し回りましたが、結局店頭では見つけられませんでした。もし購入を考えているのであれば、Amazonなどのネット通販を利用することをオススメします。

 

・ドリルチャック

本来は電動ドリルの装着するもの。先端を回すことで、口の金具が差し込んでいるものを締め付けるというものなので、様々な太さの棒を固定することができます。

 

レザークラフトに使うので、固定するのは目打ち棒。画像のように固定してくれます。私が使っているものは直径13mmまで固定できるので、大抵の目打ち棒は装着可能です。

 

・装着用アタッチメント

ドリルチャックをドリルスタンドに装着するためのアタッチメントです。これが私が作る目打ち機のミソ。上記の2つは市販されているものをそのまま使っていますが、これだけは自作しました。

作り方はこちらをご覧ください。

レザークラフトには避けられない問題がいくつかあります。その一つによく挙がるのが「騒...

 

結構手間をかけて作っているので、おすそ分けショップで販売もしています。

【ドリルスタンドにドリルチャックが装着できなくて困っていませんか?】ドリルスタンド...

 

 

静音目打ち機に必要なものとして上記のアタッチメントを紹介しましたが、実は、画像の様にアタッチメントなしでもドリルチャックを装着することはできます。しかし、これでは実用には耐えられないというのが私の持論。

 

その理由がこれ。この状態で目打ちしようとすると、画像の様にドリルチャックがすっぽ抜けてしまうのです。

いくら強めに締め付けてドリルチャックを固定しても、何度も打ち付けていると徐々に抜けてきてしまいます。これがとってもストレス。

 

そんな問題を解決するのがアタッチメント。画像の様に、シルクハットのつばのような部分がドリルチャックをしっかりと受け止めるので、力を入れてもすっぽ抜けることはありません。

実は、ドリルスタンドとドリルチャックを使って目打ち機を作るというのは有名な話で、Google検索すると記事がたくさん出てきます。しかし、どこもこの問題だけは未解決。仕方がないので試行錯誤し、このアタッチメントを完成させることができました。
それまでは不満を抱えたまま制作していましたが、作り出してからは快適そのもの。レザークラフトが捗って仕方ありません。

 

以上、マンションやアパート住まいでもできる、静かにレザークラフトをする方法についてでした。騒音問題さえ解決できれば、レザークラフトは快適そのもの。この記事が、一つでも多くの作品が生産される助けになれば幸いです。

 

 

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